弊社工事部隊(外注・社員の違い)

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当社は工事を全て自社の社員で行なうという形態ではなく、工事の種類にあわせて専門の職人に発注する「分離発注」というシステムをとっています。当社にはそのために各種専門工事業者の集まりである「あしだ安全協力会」があります。
過去には全ての工事を社員で行なっていた時期もございましたが、数々の工事をこなして行くうちその形態に限界を感じ、各種専門工事に特化した業者にアウトソ−シングすべく「あしだ安全協力会」を平成11年に 発足いたしました。
以降、現在に至るまで安全大会、研修会などを通じ、工事の品質管理や現場でのマナ−について全員で考えてまいりました。また、全ての会員が出資し、もしものときに備え任意労災や工事物件に対しての第三者賠償保険に加入しております。


外注と社員のちがいとは

建設業界では「外注」というシステムが珍しくありません。特定の工事ごとに専門の業者に材料代と手間代を一括して請け負わせる、いわゆるアウトソ−シングです。
建設業に限らずアウトソーシングは今や一般的になっています。
ただ「外注」と言う言葉には「他人任せ」というような雰囲気があるようで、利益だけをピンハネしているかのように思われやしないかと、同業他社さんの中には「外注は使いません」とか「当社は全て自社の社員が施工します」というキャッチコピ−で誇らしげに宣伝しているものもあります。

しかし経験的に言えば「外注」を上手く使う業者の方が、品質管理も高く、いい仕事ができます。外注で職人を使う場合、職人はその道で食べているプロなので腕の悪い職人は自然と淘汰されます。職人は年齢に関係なく誰もがみな、自分の腕と技術にプライドを持っています。そして約束された期日にきちんとした仕事を仕上るために全力を尽くします。期日に遅れたり、出来栄えが悪かったりすれば、次から仕事がもらえないという緊張感の中で常に仕事をしています。

反面、発注するわれわれ側への要求にもきびしいものがあります。お客様との打ち合わせ内容を正確に図面化し、近隣対策など工事にかかるまでの下準備をきっちりとおこない、スム−ズに工事ができるようにすること。
工事中はタイミングよく次の専門業者を手配する。材料などをタイムリ−に現場に入れること、また変更が生じた場合などはお客様との協議を迅速に行い、工事にロスが生じないように務めることなどが要求されます。そのようなきちんとした対応が出来なければ、職人も次から仕事をしてくれません。一般的に腕が良いとされている職人ほどわれわれに対する要求もシビアです。 それに比べると、サラリーマンとなった職人に「職人気質」を望むのは少し無理があります。

たいていの場合、工期に対する意識が希薄です。サラリ−マン職人の場合、仕事が遅くその工事が長引けば、その現場からもらえる賃金が増えるという逆の発想がおこります。また、仕上がりが悪くても責任は会社がとってくれます。その職人は手直しに行けばまたその分の賃金ももらえることとなります。

外構工事では通常、工事の規模に関わらず一現場に「土木工、左官工、ブロック工、塗装工、電気工、造園工、タイル工、金物関係の取り付け工」の8種類の業者が入ります。工事内容によってはさらに瓦工や水道設備、溶接工、板金工、足場工などの業者も入る場合があります。これら多岐にわたる工事をすべて自前で行なうこと自体、不自然であると考えます。
外注を使わないということは職種が単純で、少ない工種でできるような工事しか手がけていないと言うことだと思います。

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